2017年07月19日の東洋経済ON LINEで『「1人当たり売上高」トップ500社ランキング』の記事が掲載された。
同記事によると、第一位は1位は、収益ビル・マンションの仕入れ販売を手掛ける不動産企業のアルデプロ。1人当たり売上高は、なんと14億4600万円。
上場企業の最新決算を対象とした「1人当たり売上高」を調べトップ500社は、左の画像がリンクしているので是非ご覧いただきたいと思うが、実は、業種業態によって「売上高=儲かってる」という判断が異なるので、本来は「一人当たり営業利益」で見て業績判断するのが良いと考えている。

実際、上場企業を対象とした調査なので非上場企業はランキングしないが、私が6期取締役をしていた企業は、直近決算の売上が115億、社員23名なので、一人当たり売上高は5億円。なんと、上場会社を相手にしてもTOP10入りを果たせるのである。
では、「儲かってるすごい会社か?」と聞かれると、答えはNoと言わざるを得ない。
なんせ、営業利益率は1%に達せず、いつもギリギリの自転車操業。
決して高いと言える給与を払えていたわけではなく、薄利多売の極みのような業種だったので、ひたすら売って売って売って売りまくって、、、という状況だった。
ちなみに、一番売上を作っていた社員は一人で14~15億円/年を売り上げていたので、なんと第一位のアルデプロとほぼ同額。これも世間一般の中小企業と比較すればすごい話なのだが。。。

会社の目指すビジョンにもよると思うが、企業存続のためには営業利益を如何に安定的に拡大し体力のある会社にしていくかが課題だと考える。