【内容紹介】
【著者紹介】
一九七九年(昭和五四年)三月より今日に至るまで四一年間、リスク・マネジメントに携わるようになった。一九九七年(平成九年)英国安全協議会(BSC)理事長ジェムス・タイ氏と事業提携し、リスク・マネジメントビジネススクール(RMBS)を開講した。おかげでジェムス・タイ氏とは、一二年間リスク・マネジメントビジネススクール(RMBS)の指導を通じて大きな教訓を得た。
私がリスク・マネジメントを考えるとき「人間をよく知る」ことから始まると思っている。 その理由は、恩師であるジェムス・タイ氏の言葉が脳裏にこびり付いているからである。
リスク・マネジメントに取り組む姿勢は、「リスクに直面している人間の質が問われる」と言う「人間力」が問われる。
リスク・マネジメントの実践に向かう姿勢は、「遣るべきことを怠った時おリスクは起こる」これまた「真理」である。 したがつてリスク・マネジメントは、人間の起源と天変地異のリスクを如何に掻い潜って種を伝搬してきたのか。その能力と歴史は、人間のDNAの中に刷り込まれている。
今回のこの本を書きたいと思った動機は、ジェムス・タイ氏の言葉に触発され、師のリスク・マネジメントに対する情熱と薫陶を受けた一人として、少しでも次の世代に参考になればと思っている。目的に叶っているかどうかは、読者の批評に仰ぎたい。
(まえがきより)
■著者紹介■
一九四二年七月沖縄県生まれ
一九六一年三月沖縄県立読谷高等学校卒業
一九六九年三月株式会社兼松関東農産入社
一九七九年三月日本リスク・マネジメント協会理事長就任
一九九二年四月日本危機管理学会元常任理事
一九九八年四月セントジョン アンビランスジャパン協会元常任理事
二〇〇三年四月西部文理大学非常勤講師(リスク管理論)
二〇〇七年三月西部文理大学非常勤講師(リスク管理論)退任