内容紹介

本書は、鉛筆と消しゴムを用いて解くオリジナルパズル集です。「パズルは解けなくてはいけない」との理由から、その難易度は中級にしてあります。既存パズルの周辺を考えたものから、まったく新しい発想、形式のものまで23種類のパズルが述べ210問収録されています。42節からなり、各節は「5問プラスそれらの解答」からなります。各問は、1ページからなり、上から順にタイトル、2~5行のルール、盤面、れい)の構成になっております。れい)は、完成例の図で、一目で解き方が分るものです。パズルは、盤面の周囲または内部には数字または記号が書かれており、読者はそれらをヒントに、マスに数字、記号や言葉を書いたり、線を引いたりして解いていきます。ところで、一般に「頭をひねらなければ解けないものが面白い」と言われていますが、そのようなものだけを載せたつもりです。数理パズルと文系パズルに分類できますが、数理パズルはややこしい計算や高度な数学知識は不要です。文系パズルは文理融合しており、語彙力不足は計算力でカバーできます。本質的なところは算数の文章題と変わりません。ルールを読んで解く力は「文章題を読んでどのような図形を描けば、あるいは計算式を作れば、答えにたどり着けるか」を考える力に過ぎません。「解くために読解力と論理的思考力を要する」点では、算数の文章題と似ているのです。異なる点は「知的好奇心が刺激されるか否か」です。この知的好奇心が、パズルをやろうとする動機の大きな部分を占めているのは間違いありません。パズルファンの方、パズルで脳を甦らせたい人にオススメの1冊です。