内容紹介

元気に牧場を走りまわる子牛のこっぴぃ。こっぴぃのお母さんには、角が1つしかありません。ある日こっぴぃはその理由を尋ねます。お母さんが語りはじめたのは、こっぴぃが生まれる前に起きた震災のこと、お母さんが体験した出来事でした。
この絵本は、福島県双葉郡大熊町にある「もーもーガーデン」という牧場に暮らす牛の親子の話を元に描かれた物語です。2011年に起きた震災と原発事故によって失われた多くの動物たちの命。「もーもーガーデン」にいる牛達は、被災をくぐり抜け奇跡的に生き残った牛たちです。今では故郷を管理するための草刈の役目を担い、現地の方々にとっての心の拠りどころとして育てられている牛の親子の姿を通じて、本当に大切なものを見つめます。

※この本の売り上げの一部は「もーもーガーデン」の活動支援金として寄付されます。
※英訳付きです。