(3)についてはどうだろうか。
販管費は、会計業務を行っている経理担当者は詳細金額を把握しているものの、経営的な考えはないので、この削減について意識が低いというのが現状。
仮に、削減目標を立てたとしても、集荷に来る宅急便業者に交渉するのが関の山ではないだろうか。

3)販管費のコスト削減
では、削減できそうな主な販管費はどのようなものがあるだろうか。
(1)役員報酬・・・これを提案できる人はいないだろう。
(2)従業員給与・・・これは経営者が最後に下すことになる。
(3)交際費・・・社内規定で稟議等を徹底していけば削減できる!
(4)会議費・・・交際費同様、社内規定で稟議等を徹底していけば削減できる!
(5)旅費交通費・・・通勤交通費の見直しや、移動交通費の見直しにより軽微な効果は出せる!
(6)地代家賃・・・一時期、家賃交渉する業者がいたが今はいずこ。
(7)水道光熱費・・・電気自由化による業者の切り替えや照明機器の交換により削減効果あり!
(8)通信費・・・固定電話、携帯電話の削減はみなやっているが、郵便代金の削減はできていない企業多い!!
(9)保険料・・・年間1000万円以上の火災保険加事業者は最大効果が出せる!!
(0)広告宣伝費・・・削減より効率を考えるべき。

上記のように、効果の幅はそれぞれだが、効果の度合いでいうと
第1位 火災保険の見直し ⇒効果が高く誰も心を痛めない。
第2位 郵便代金の見直し ⇒知る人ぞ知る削減手段、請求書等の発送が多い企業は必見
第3位 人件費削減    ⇒人件費削減は、人員削減も同じだが、積極的に行うべきではない

販管費の削減は、適切に行えば企業の体質改善になり、長期的な視野でみても継続的に効果が出るので、経営者は常に適切な販管費削減を意識すべきである。
※コスト削減ばかりに意識が向くと、本来の利益拡大につながらず、また、売上拡大もままならなくなるので、やりすぎにはご注意ください。

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