用語集

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や・わ・ら行

あ行

ISBN(アイ・エス・ビー・エヌ)コード 「書籍コード」のこと。「ISBN-○○○」というように表記されているもの。
アウトライン化 データ作成後、最終的に行う作業。これをすることで、文字が画像化される。
青焼き ポジフィルムを青写真感光紙に焼き付けて複写したもの。設計図の複写や印刷物の校正に使われる。
「藍焼き」ともいう。
誤字や誤値などを訂正するために書き込んだ文字や記号のこと。
※「赤字」の略。
赤字入れ 編集用語
校正時に訂正や修正などの指示を書き込むこと。
本文との見分けをつけるため赤ボールペン、赤鉛筆で書き入れるため、こう呼ぶ。
あたり 本文中の写真や図版の場所を示す目印。
あとがき 本の構成内容の一つ。
著者の書き上げた上での感想などを記し、後付け部分に挿入される。
後付け 本文のあとにおかれる、あとがき、索引、注釈、奥付など。
雨垂(あまだ)れ 感嘆符「!」のこと。
Amazon(アマゾン) インターネット書店の最大手。既存書店を抜き、国内最大シェアを誇るといわれる。
網点(あみてん) 印刷するときに写真などの濃淡を点の大きさと密度で表現する、その点のこと。
糸綴じ 折丁を一折ずつ糸を綴じる製本方法。
EPS(イー・ピー・エス) 画像や写真のPhotoshopなどの保存形式。
Illustrator(イラストレーター) Adobe社のソフト。表紙デザインや、ページ数の少ない新聞、小冊子、チラシ、ポスターをつくるときに最適。
色校 校正の一つの名称で、編集用語。
印刷前の最終段階でおこなう場合が多く、色刷りの場合は、ここで色調をチェックする。
印税 書籍が売れた際に発生する著者の取り分。
InDesign(インデザイン) Adobe社のソフト。組み版作業に適しているDTPソフト。
埋草(うめぐさ) 余白を埋めるために挿入する短い記事や小さなカットのこと。
奥付 本の構成内容の一つ。
主に書籍名、著者名、発行者名(出版会社)、印刷所名、製本社名、発行年月日、版数、定価、著作権表記などを記載したページ。
日本の書籍では最終ページにおかれる。
オフセット印刷 「平版」ともいう。印刷箇所だけにインクを流すので、安くできる。
帯(腰巻き) 表紙やカバーに巻く帯状の紙。
書籍のウリや推薦文を記すことが多い。
折丁(おりちょう) 製本のために、印刷された紙をページの順になるように折ったもの。16ページ、32ページを一単位とする。
オンデマンド印刷 「要求があり次第(オンデマンド)」に迅速に印刷する方法。高解像度プリンタを使用するケースが多い。
大量部数を刷らないという意味ではコスト抑制につながる。現在では、少部数印刷を指す場合が多い。

か行

改丁 章の終わりなどで次の章の始まりを奇数ページからに改めること。
前章が奇数ページで終わった場合は、次ページの偶数ページを空白にする。
かど 書籍のかど。
カバー ジャケットとも言い、表紙保護と本の見映えの良さを表現する。
汚損防止のためPP加工をすることもある。
キャプション 写真や図版の簡潔的な解説。
文字の大きさを小さくしたり、書体を変えて本文との区別をつけやすくする場合が多い。
級数 文字の大きさを示す単位の一つ。
Q(級)と表す場合もある。
行間・字間 行と字、それぞれの間隔を示す言葉。
口絵 本の構成内容の一つ。
前付け部分に挿入される、本文に関連する写真や挿絵をカラーでまとめたページ。
献辞 本の構成内容の一つ。
前付け部分に挿入され、著者の周囲の人に対する謝意や敬意が書かれる。
校正 編集用語。
編集を経た文章を元原稿と照らし合わせてチェックする作業。
主に文字の修正、追加、レイアウトの確認など。
校正刷り 編集用語。
校正をおこなうためにプリントアウトした仮刷り。
主に印刷会社での本刷りの前段階で使用される言葉だが、ここでは当社と著者間で校正をおこなう際に使用するものを指す。
国際標準図書番号 膨大にある書籍を管理する目的でつけられる番号。
日本図書コード、書籍JANコードともいう。
例)ISBN 4-89623-×××-△
略称→「ISBN」
小口(こぐち) 背の反対側。
さ行
索引 本の構成内容の一つ。
後付け部分に挿入される、本文中の重要な語句などを検索しやすくまとめたページ。
上製本 厚紙などを使った表紙などがよくみられ、多少手間が掛かるためコストが高い製本方法。
書体 文字の用筆や形態が同じようなもので系統付けされた字形のこと。
主なものに明朝体、ゴシック体、行書体、楷書体など。
序文(まえがき、端書き) 本の構成内容の一つ。
前付け部分に挿入される、書籍を書くにあたっての動機や、主旨を記したもの。
スピン(しおり) 布製のしおりのこと。
書籍の背の部分に糊付けしている。
捨てカット ページの余白に入れる、内容とは無関係の挿絵のこと。「投げカット」ともいう。
タイトルなど背文字を印刷する表紙の背中部分。
装幀 本のデザイン。
主にカバーや表紙のデザインを指す。
そで カバー(ジャケット)の折り返し部分。

た行

段間
段組の間隔。
書籍の本文の下側。
本の厚さ。
書籍の本文の上側。
DTP(ディーティーピー) パソコンによって編集、レイアウトなど、出版のための一連の作業を行うこと。
desktop publishing の略。
表紙と同じように書籍名、著者名などを記す、本の最初のページ。
取次 書物の問屋。
出版社と書店の仲介者として、配本、出荷などを行う。

な行

中綴じ 並製本の綴じ方の一つ。
中扉(本扉) 本の構成内容の一つ。
本文中の篇、章、部などの最初のページ(標題)になるところ。
並製本 製本方法のひとつ。
ネーム さし絵や口絵などに添えられた説明文。また、マンガの吹き出しのせりふのこと。
ノド 書籍を見開いた場合の中央部分。
また、中身が背に接する部分。
ノンブル ページ番号を示す数字。

は行

各ページの版面に書名や章、節見出しなどを表記したもの。
たいてい外側に置かれる。
判型 本の大きさを示すもの。
書籍だと、A6判、新書版、四六判、A5判、B6判、B5判、A4判などがある。
版下 印刷をおこなうために作成された原稿。
版面(はんづら・はんつら) 紙面で本文が入る、ノンブルや柱などは含まれない部分。
開く 校正で、漢字をひらがなにすること。
平綴じ 並製本の綴じ方の一つ。
付録 後付け部分に挿入される、本文と関連がある資料や参考文献などをまとめたもの。
ポイント 文字の大きさを示す単位の一つ。
本刷り 最終的な調整を終えたのちに、本紙に印刷すること。
本文(ほんもん) 本の構成内容の一つで、書籍の本体。
一般的に前付け、後付け部分は含まれていない。
凡例 前付け部分に挿入される、著者、編集者からの、本文中の約束事や略語や記号などの説明。

ま行

前付け 書物の本文の前に付される序文や凡例などの総称。
見返し 本の表紙と中身をつなぐ紙。
耳垂れ 疑問符「?」の俗称。
無線綴じ 並製本の綴じ方の一つ。
目線 人物の写真を掲載・報道するときに、その人とは特定できないように目の部分を黒く隠すこと。

や・わ・ら行

リード 雑誌や新聞などで、記事の冒頭にある、内容を簡潔に述べた短い文章のこと。
英語の lead から。
ルビ ふりがなのこと。
英語の ruby から。

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