9月14日配信のみんなのライフハック＠DIMEで「ビートたけし、イチローを抜いて1位に選ばれた『理想のリーダー』は？」という見出しで理想のリーダー像を検証する記事が掲載された。
この記事で、理想のリーダーには「行動力・決断力」「コミュニケ―ション能力」が必要となっているが、私が思うリーダー（経営者）に最も重要な力、それは「責任力」以外の何物でもないと考えている。
何故この記事中に「責任力」「責任感」というWordが出てこなかったのかは定かではないが、行動力や決断力、そしてコミュニケーション能力がいかに高かったとしても、責任力の無い人間がリーダーとして認められたことがあるだろうか？
責任感の無い経営者やリーダーが多すぎる。
社員に仕事を押し付けて、成功したら自身の成績、失敗したら部下の責任。
義務を全うせずに権利を主張するサラリーマンが一時話題になったが、この時期のサラリーマンがそのまま経営者やリーダーになってしまったのだろうか？
私が行う経営コンサル（経営総合、人事関連）の場では、
「経営者は『親』であり、社員は『子供』である。親が子を教育し子供の責任は親がとるのと同様に、社員のミスは親である経営者（もしくは上席、リーダー）がとるべきである。」
と話す機会があるが、責任感の無い経営者やリーダーは、社員が育たない理由を本人の責任にしてしまっているケースが多い。私に言わせれば、「子供がまともに育たないのは子供自身の責任だ。」と言っているようにしか聞こえず、「私（経営者）は社員教育が出来ません。」と経営者自らの能力不足を露呈しているようにすら聞こえる。
そんな経営者やリーダーに限って、社員に対してまともな教育もしていなければ、そもそもその知識もなく考えることもなく、責任感など一切ない。
親は、子供を育て一人前にする責任があるはずだ。
是非、理想のリーダー（理想の経営者）の必要なスキルに「責任力」を加えていただき、リーダーとして、経営者として、理想的か否か判断していただきたい。
